一生懸命に生きるのをやめる勇気
周りと比べて、もっと頑張らなきゃと焦っていませんか。私もかつて、競争という終わりのないレースに息を切らせていた時期がありました。今日は、幸せを引き寄せるための「賢いあきらめ」の実践をお話しします。
誰が作ったか分からないレースを降りる
現代社会はとにかく「やる気」を称賛し、私たちに努力を強要する傾向があります。仕事にやる気が持てないと悩む人も多いですが、やる気とは愛と同じで、誰かに強制されるものではなく、自ら作り出すものです。やる気がないなら、ないなりに目の前の務めを果たせばいいのです。そうしているうちに、自然とやる気が湧いてくることもあります。
大切なエネルギーであるやる気を、無闇に他人のために消耗してはいけません。自分自身の本当に大切な目的のために使うべき貴重な資源なのです。もし今、情熱が湧かないのであれば、無理に力む必要はありません。いつか本気で取り組みたい何かに出会ったときのために、力を蓄えておきましょう。
一択思考という不幸の入り口
「この会社しかない」「この人に愛されなければ終わりだ」というような強い思い込みを、私は一択思考と呼んでいます。こうした考えは自らを不幸のどん底に追い込み、あらゆる選択肢を奪ってしまいます。最善を尽くしても報われないときは、潔く退くことも一つの立派な選択です。執着し続けることは、自分を苦しめる鎖になります。
私たちは、今まで費やした時間やお金がもったいないと感じてしまい、引き際を見失うことがあります。これを続けていると、最後には悲劇が待っていることもあります。賢明な引き際を見極めるには、失敗を認める勇気や、実を結ばなかった努力を振り切る勇気が必要です。新しく立ち上がるための勇気こそが、今を生きる私たちに求められています。
自分のためにやる気を爆発させる
人との関わりで疲れを感じているのなら、意識的に「ひとりの時間」を作ってみてください。一人の時間を楽しむことは、自分への最高のご褒美になります。好きなものを食べ、一人で静かに過ごすことで、人間関係のストレスを治療できるのです。ただし、孤独を楽しんだ後は、自分が本物の一人ぼっちではないことを確認できる「自分の群れ」に帰ることも忘れないでください。
自分を愛せない悩みの多くは、自分自身を過大評価し、素晴らしい人間であるという「幻想」を持っていることから生まれます。理想と現実のギャップが大きければ大きいほど、不満は募り、自分を憎むようになってしまいます。幻想を捨て、ありのままの自分を認めることから始めましょう。ダメな自分を認めたとき、不思議なことに感謝の気持ちが湧き上がり、小さな幸せに気づけるようになるのです。