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自分の力で変えられることに集中する

雨が降るのを止められないように、私たちの生活にも自分の力ではどうにもならないことが起こります。そんな現実にイライラして、自分を責めていませんか。今日は、穏やかな心を引き寄せるための「境界線の引き方」を私と一緒に学びましょう。

自分の裁量でできることを見極める

私たちの身に降りかかる物事は、自分でコントロールできるものと、できないものの二つに分けられます。例えば、自分の財産や評判、あるいは機嫌の悪い他人の心などは、自分の裁量ではどうにもならないものです。にもかかわらず、多くの人はこれらが手に入らないことに心を痛め、不幸のどん底にいるような錯覚に陥ってしまいます。

幸せを引き寄せる秘訣は、こうした自分次第ではないものを軽く見ることです。その代わり、自分の手の届く範囲、つまり自分がコントロールできることに全エネルギーを集中させるのです。例えば、午前中はスマートフォンを見ない、寝る前に読書をする、といった自分自身の行動を整えることから始めてみましょう。

他人の視線という鎖から自由になる

自由で幸せな人生を送る唯一の道は、自分の意志の中で生きることです。他人の評価や視線を恐れて自分の判断を変えてしまうことは、自分の大切な意志を他人に渡してしまうのと同じです。どれほど体が不自由になったとしても、何を思い、何を考えるかという意志だけは、誰にも奪うことのできない自由なものです。

他人の顔色を窺って生きることは、自ら奴隷のような生き方を選んでいることになります。誰かと違っていても、自分が正しいと思う道を貫く勇気を持ってください。私たちが持つ意志以上に優れたものはありません。自分の判断を信じ、自分の所有物である思考を大切にすることが、心の安定へとつながるのです。

今ここにある小さな苦痛を力に変える

欲望や快楽に負けそうになったとき、私は二つの時間を思い浮かべるようにしています。一つは快楽を味わっている時間、もう一つは、その後に後悔して自分を責めている時間です。どちらの時間を過ごしたほうが自分を褒めたくなるか、冷静に考えてみてください。好き放題に遊んで快楽に溺れ続けることは、将来味わう大きな苦しみを後回しにしているだけかもしれません。

本当の意味で人生を楽しみたいのなら、目の前にある小さな苦痛をあえて選択する勇気が必要です。日々の小さな積み重ねが、将来の大きな苦痛を回避する力になります。また、他人から愛されたいという承認欲求が強くなりすぎると、他人の評価に支配され、不自由な生き方になってしまいます。自分の内面を客観的に見つめるトレーニングを日頃から行い、困難を成長の機会に変えていきましょう。

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