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夢の旅路:恐れを乗り越える勇気

誰もが心に秘めた夢を持っています。しかし、その夢を追いかける道のりは、時に恐れや不安を伴うものです。今日は、いかにしてその恐れを乗り越え、勇気をもって一歩を踏み出すかについて、お話ししたいと思います。

心に宿る恐れ:一歩を踏み出せない理由

「変わりたいのに変われない」「夢を追いたいけれど、一歩が踏み出せない」。私たちは、そんな葛藤を抱えながら生きています。新しいことに挑戦しようとすると、失敗への恐れや、周りの評価が気になるものです。まるで、窓ガラスにぶつかるハエのように、目の前に見えない壁があるかのように感じてしまいます。しかし、その壁は、本当にそこにあるのでしょうか。もしかしたら、それは、過去の経験や、無意識のうちに身についた習慣が作り出した「思い込み」なのかもしれません。人は、痛みや苦しみを避け、快楽を求める本能を持っています。だからこそ、変化に伴う不快感を避けて、現状維持を選びがちです。しかし、真の成長は、この恐れや不快感に立ち向かうことから生まれるのです。

勇気の源泉:小さな挑戦が未来を拓く

では、どうすれば恐れを乗り越え、勇気を持って一歩を踏み出せるのでしょうか。それは、決して無理をして大きなことを成し遂げることばかりではありません。まずは、自分の「苦手なこと」や「嫌いなこと」にあえて挑戦してみる。私自身、かつては格闘技に全く興味がありませんでしたが、自分の弱点を克服するため、あえて空手道場に入門しました。痛いことも、苦しいこともありましたが、そこから逃げずに続けることで、体だけでなく、心も強くなっていったのです。人生には良い時もあれば、そうでない時もあります。しかし、どんな状況であっても、今、目の前でできることに全力を尽くすこと。それが、たとえ小さく、面白くなく見えたとしても、その一つ一つの積み重ねが、やがて新たな可能性や、人との出会いを運びます。勇気とは、恐怖心の欠如ではなく、恐怖を抱えながらも前に進むための「準備」なのです。

供養の新しい形:永代供養という選択の勇気

伝統や常識にとらわれず、新たな選択をすることは、時に勇気を伴うものです。特に、先祖代々の供養のあり方において、「墓じまい」や「永代供養」を選ぶことは、周囲の理解や、これまでの習慣からの変化を求めるため、大きな決断となるでしょう。しかし、子孫に負担をかけたくない、遠方で供養が難しい、檀家制度の維持に不安があるといった悩みを抱える方々にとって、永代供養は、未来への大きな安心をもたらす選択肢です。私どものお寺の永代供養墓は、宗教や宗派、国籍を問わず、どなたでもご利用いただけます。住職が毎日読経供養を行い、専門スタッフが管理・清掃をいたしますので、ご遺族は供養の心配から解放され、心置きなくご自身の人生を歩めます。勇気をもって永代供養という新しい供養の形を選ぶことは、ご自身とご家族、そしてご先祖様への深い思いやりを示すことにつながるでしょう。

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