彼岸会(ひがんえ)
2022年3月20日 ~ 2022年3月22日
日時 春分・秋分の日の前後3日間
「彼岸」とは読んで字のごとく「彼の岸」「向こう岸」で、私たちの住む欲望にまみれた迷いの世界「此岸(しがん)」に対しての「彼岸」、悟りの境地ということです。煩悩まみれの自分自身を、少しでも安らかな悟りの境地に近づけるように努力する期間、それが本来のお彼岸の意味です。
お彼岸は、浄土教と先祖崇拝が融合して追善供養として定着し、今では法要や墓まいりをして先祖の霊を供養する行事となっています。
彼岸の中日が春分・秋分の日なのは、その日に太陽が真西に沈むため、西方極楽浄土におられる阿弥陀仏(あみだぶつ)を礼拝するのにふさわしいから、あるいは昼夜の長さが同じことが仏教の説く「中道」の教えにかなうからだといわれています。