福を招く玄関の設え。2026年の金運を拓く「色」と「形」の秘訣
毎朝の境内掃除で、門の扉を拭き清めるたびに、ここが仏様と皆様を繋ぐ大切な入り口であることを実感いたします。日々の暮らしの中で、ふとした時に「なぜかお金が貯まらない」と不安を感じることはございませんか。本日は、家の「顔」である玄関から金運を呼び込むための、色と形の整え方をお話しいたします。
2026年「丙午」の強すぎる火を鎮める色。ターコイズブルーと緑の調和
2026年は、60年に一度巡ってくる「丙午(ひのえうま)」という年でございます。 この年は、太陽のような輝きと情熱、そして強烈な火のエネルギーが二重に重なる、非常に勢いのある転換期となります。 火は生命の源でございますが、強すぎれば全てを焼き尽くしてしまいます。 ですから、2026年の金運を安定させるためには、玄関に「火の勢いを和らげる色」を取り入れることが何よりの知恵となるのです。
特にお勧めしたいのが、ターコイズブルー(明るい青色)とアップルグリーン(明るい緑色)です。 青色は「水」のエネルギーを持ち、激しすぎる火を穏やかにコントロールして、冷静な判断力をもたらしてくれます。 また、緑色は「木」のエネルギーを宿しており、火の力を破壊的なものから、成長と発展の力へと転換してくれるのです。 玄関マットや小さな置物にこれらの色を添えるだけで、家の中のエネルギーが調和し、財運が根付きやすい環境が整います。
もちろん、2026年のラッキーカラーである「赤」も大切です。 しかし、赤は火そのものの色であるため、使いすぎると気が荒ぶってしまいます。 赤い花を飾る、あるいは赤いチャームを一つだけ添えるといった、ワンポイントでの活用が賢明です。 激しい炎を、人々を温める穏やかな灯火へと変えるように、水色や緑色の助けを借りて、玄関を優しく彩ってみてください。
福を招く「丸い形」の力。赤くて丸いものが金運を繋ぎとめる
色とともに、金運を左右するのが「形」の力でございます。2026年の玄関には、ぜひ「丸い形」のものを取り入れてみてください。 丸という形は、仏教においても円満や調和、そして欠けることのない完全さを象徴する、尊い形でございます。 特に、2026年の強い火のエネルギーと調和させるためには、赤くて丸いアイテムを置くことが、最良の開運法とされています。
例えば、真っ赤なリンゴを模した置物や、丸い花びらを持つ赤い花などがよろしいでしょう。 これらは「火」の勢いを味方につけながら、その角を丸く収めてくれる役割を果たします。 玄関に入ってすぐ、こうした温かみのある丸い形を目にすることで、外で荒んだ心も自然と丸くなり、良い気が家全体へとスムーズに流れていくようになります。
また、鏡を置く際にも形と位置に配慮が必要です。金運を願うならば、玄関を入って「左側」に鏡を配置するのが知恵でございます。 鏡は、入ってきた良い気を倍増させてくれる大切な道具ですが、正面に置いてしまうと、せっかくの運気を跳ね返してしまいます。 四角い鏡よりも、角のない丸い鏡を選ぶことで、金運の巡りがより滑らかになると伝えられています。 鏡は、常にピカピカに磨き上げておきましょう。 曇りのない鏡は、あなた自身の心の曇りを取り払い、未来を明るく照らす光となるのです。
五縁玉が導く小さな宇宙。白い陶器と金色の輝きで財を成す
最後にお伝えしたいのは、古くから伝わる「五円玉」を使った清らかな浄化の習慣です。 五円玉は、金色の輝きを持つ「金運」の象徴であるだけでなく、稲穂や歯車、水面といった、この世界の繁栄に必要な五行(木・火・土・金・水)の要素が全て刻まれた「小さな宇宙」のような存在です。 玄関にこの五円玉を正しく置くことで、良きご縁と富を呼び込むことができます。
まず、お手元にある五円玉の中から、直感で「これだ」と思う一枚を選んでください。 そして、ぬるま湯で丁寧に洗い清め、一晩ほど自然塩の上に乗せて浄化いたします。 その後、朝日を浴びせて新しいエネルギーを吹き込み、白い陶器のお皿やお茶碗の上にそっと座らせてあげてください。 陶器は土から生まれて火に焼かれたものであり、土と火の強いエネルギーを持っておりますので、金色の五円玉を置く場所としてこれ以上のものはございません。
この五円玉を、玄関の西側(実りの方位)や北西側(主人の地位を司る方位)に置いてみてください。 決して「お金持ちになりたい」という執着ではなく、「必要なご縁をありがとうございます」という、すでに満たされていることへの感謝を伝えてください。 玄関を常に清潔に保ち、靴を揃え、出しっぱなしにしないことも、金運を守る最低限の作法です。
運気とは、外から降ってくる偶然のものではなく、自分自身の丁寧な暮らしと心の持ち方が作り出す必然でございます。 2026年という変革の波の中で、美しい色と形を味方につけ、心穏やかに豊かな人生を歩んでいかれますよう、私、和尚も心よりお祈り申し上げております。どうぞ、今日という日を大切に、ルンルンとした明るい気持ちで過ごしてください。