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「ありがとう」が巡るお金の智慧

私たちの生活に欠かせない「お金」。このお金をどのように使うかで、人生の豊かさは大きく変わると言われています。感謝の気持ちを込めたお金の使い方が、巡り巡ってあなた自身を豊かにする秘訣を、私の経験を交えてお話ししましょう。

お金は「人」が集めるエネルギー

皆さんは「お金」をどのように捉えていますか?ただの便利な道具、あるいは貯めるべきものと考えるかもしれません。しかし、私はお金を「人しか使わない目に見えるエネルギー」だと考えています。世の中には、驚くほどお金が巡ってくる人がいる一方で、なぜかいつもお金に困っているように見える人もいます。その違いはどこにあるのでしょうか。それは、お金を「人」と同じように大切に扱っているかどうかにかかっています。「お金がない」という言葉を口にするたびに、それはまるで「友達がいらない」と言っているようなもの。人が集まる人の元には自然とお金も集まるものです。なぜなら、お金は人が使う道具だからです。人を大切にできる人は、お金にも愛される生き方をしていると言えるでしょう。ご先祖様への先祖供養も、物質的な供え物だけでなく、ご先祖様への感謝と敬意という「心」のエネルギーを込めることで、その恩恵が私たちに巡ってくるのだと信じています。

お金を「循環」させることの重要性

特に50代以降の人生では、お金を「どのように使うか」という視点が、その後の人生の豊かさを左右します。ただ貯めるだけ、あるいは自分の好きなものに使うだけでなく、「誰かのために」使うこと、つまりお金を「循環」させることを意識してみましょう。例えば、大切な人が喜んでくれることにお金を使う。後輩の成長を願い、食事をご馳走する。そうすることで、相手から返ってくる「ありがとう」という感謝の気持ちが、知識や良い縁、そして新たな機会となって、やがてあなたのもとへと巡り巡って返ってくるのです。これは「エコ」という言葉にも通じる、エネルギーの循環です。自分の利益だけを追求し、お金を抱え込もうとすると、かえってそのエネルギーは停滞し、お金は離れていくものです。ご先祖様への先祖供養も、単なる習慣ではなく、命の循環、感謝の循環の一部と捉えることで、私たちはご先祖様から受け継いだ命の尊さを再認識し、惜しみなく与える心の豊かさを育むことができるでしょう。

感謝の言葉とお金の関係

では、具体的に「感謝の循環」を生むお金の使い方とは、どのようなものなのでしょうか。まず、最もシンプルで効果的なのは「ありがとう」という言葉を積極的に使うことです。日本人は「すみません」を多用しがちですが、意識的に「ありがとうございます」に変えてみませんか。この「ありがとう」という言葉は、今、ここに「何かがある」という事実を肯定し、感謝する心の表れです。この感謝のエネルギーが、お金を引き寄せる大きな力となります。また、自分にとって「本当に欲しいもの」を手に取ることも、金運を高める一つの方法です。それは高価な宝飾品かもしれませんし、ずっと行きたかった場所への旅行かもしれません。大切なのは、それが自分自身の心を豊かにし、幸福感をもたらすかどうかです。ご先祖様への先祖供養は、私たちが今ある命に感謝し、ご先祖様から受け継いだ恩恵に報いる行為です。この感謝の心が、お金だけでなく、人との縁や智慧、そして心の平穏という、目に見えない豊かさを私たちにもたらしてくれることでしょう。

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