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施餓鬼会(せがきえ)

2021年12月14日

施餓鬼(せがき)とは、法会(ほうえ)の一つで、文字通り、餓鬼に施しを行うことを意味します。盆には亡くなった祖先や家族たちの供養を行うのと同時に、餓鬼の供養も行なって徳を積むことで自分にも救いがあるとされています。法会とは、寺院に僧侶や信者が集まり、お勤めをする会式(えしき)いわゆる儀式のことです。そして、餓鬼(がき)とは、生前に悪行により地獄に落ちた魂や、俗世で供養してもらえなかったりして無縁仏となってしまった霊や魂が、地獄に落ちて鬼となってしまったもののことです。餓鬼は地獄で、飢えと渇きでもがき苦しんでいるため、食物や飲み物をお供え物として捧げ、法要を執り行います。地獄にいる餓鬼に対して施しを行い供養することは徳を積むことにもなり、自分にも救いがあるとされています。